OpenSSL、近日中に再認定か 2006年7月26日11:05 くるくる変わるNIST(米国国立標準技術研究所)のOpenSSL認定ステータス(認定書#642)にどうやら決着がつきそうだ。始まりと同じく唐突な形で。
CMMIに基づくIT購入プロセス標準が来春策定へ 2006年7月25日17:18 多くの企業や組織のIT部門が、ヘルプデスクやソフトウェア開発といった各種IT業務においてさまざまな標準を活発に採用しているなか、米国では現在、新たなIT購入プロセス標準の策定を目指す取り組みが開始されている。この取り組みには、ゼネラルモーターズ(GM)と国防総省という米国最大級のITバイヤーが参加している。
携帯電話システムの現状を反面教師とした、ネットワーク中立性の検証 2006年7月25日11:53 現状のインターネットサービスプロバイダには、選択的に特定サイトへの接続を禁止するような行為は許されていない。より具体的に言うならば、Googleに流れるトラフィックであろうが、Yahoo!やMSNへ向かうトラフィックであろうが、すべては平等に扱う必要があるという訳だ。こうした平等の原則は「ネットワーク中立性」と呼ばれている。ところが現在、複数の大手通信業者が、インターネット誕生以来守られてきたこうしたネットワーク中立性を闇に葬るべく、議会に対してロビー活動を行っているのだ。そうした行為のもたらすであろう危険性は、少し考えただけでも自明である。
K12LTSPを使用したBrandon小学校の技術改革 2006年7月21日09:17 アトランタ学区の2人の父兄ボランティアが、同学区のコンピュータ環境に大きな変革をもたらしている。それまで使われていたWindowsワークステーションを、シンクライアントとLinuxの環境に置き換えたのだ。2人が使用したのはK12LTSPである。
米Rice大:教材をオープンソース化、オンデマンド出版 2006年7月14日18:46 米Rice大学は13日(現地時間)、自校の教材をオープンソース化し、オンデマンドで出版する試みを開始した。160種類以上の教材をウェブサイトで公開しており、世界の教育関係者や学生が自由に選んで実費だけで製本化できる。ソフトウェアのオープンソースの発想を、活字の世界にも取り入れた。
米国国防総省がOTDロードマップを公開 2006年7月12日11:40 Open Source Software Institute(OSSI)は、米国国防総省(DoD)が「オープン技術開発ロードマップ」という報告書を公開したと発表した。この報告書の主眼は、国防総省がソフトウェアを取得、開発する上でオープン技術開発(OTD)の活用に重要な位置づけを見出す計画にある。
RIAAをターゲットに定めた反DRMキャンペーン 2006年6月23日11:06 デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)の反対キャンペーンを推進するDefective By Design(発想からして欠陥)は現在、支援者たちに向けて6月23日金曜日の行動への参加を呼びかけている。今回の呼びかけは、同キャンペーンの支持者がRecording Industry Association of America(RIAA)などの各国に存在する関連団体に電話をかけ、DRMに対する抗議を直接訴えるというのがその趣旨だ。抗議電話の成果については、他の参加者との間で確認しあえるようにする予定だという。
米政府機関、紙文書の電子データ化にようやく本腰 2006年6月20日16:01 米国連邦政府のIT分野を率いる関係者2人が6月16日、米国政府機関は今後、紙文書の電子データ化に向けて積極的に推進していく方針であることを明らかにした。
米Google:米政府・自治体情報の一括検索サービスを公開 2006年6月16日16:24 米Googleは15日(米国時間)、米政府や自治体の情報を一括検索できる新サイト「Google U.S. Government Search」を公開した。政府機関の最新発表やメディアの政治関連ニュースも掲載し、カスタマイズにも対応する。
JFK図書館:文献、資料をデジタル化してネット公開 2006年6月12日19:25 米マサチューセッツ州ボストンのジョン・F・ケネディ大統領図書館は9日(米国時間)、所蔵する全資料をデジタル化し、ネット上で世界に向けて公開する計画を発表した。全米11の大統領図書館で初めての試み。
ハッキングの学位 2006年6月7日10:30 米国アリゾナ州フェニックスの大学、The University of Advancing Technology(UAT)では、ハッキングの学位をとれる新しいネットワークセキュリティ課程を売り出している。UATのITマネージャRaymond Todd Blackwood氏によると、UATはWindows、Linux、Macintoshを使うギークの関心を集めており、その中にはネットワークセキュリティの裏の世界を狙っている者も含まれるという。
米国土安全保障省の諮問委員会、RFIDによるプライバシー侵害を懸念 2006年6月3日19:45 米国土安全保障省(DHS)のデータ・プライバシー/完全性諮問委員会は来週、RFID(Radio Frequency Identification)技術を用いた人物認証を批判する報告書を発表し、同委員会の会合で審議を行う予定だ。
価値のないソフトウェア特許と闘うOSAPAイニシアチブ 2006年5月26日11:34 オープンソースの従来技術をリポジトリ化しようという雲をつかむような試みは、これまでにも何度か行われてきたが、すべて失敗に終わっている。Open Source Development Labs(OSDL)やIBM、SourceForge.netなどの支援を受け、米国特許商標局(USPTO)でも告知されているOpen Source as Prior Art(OSAPA)イニシアチブが、ほかで失敗したこの試みを成功させつつあるのはなぜだろうか。その謎を解く鍵は、さまざまな利害関係者に対する圧力がタイミングよく重なったことと、オープンソースコミュニティの既存のリソースと強みを利用したアプローチにある。