セキュリティ警報:多数のシステムに影響を及ぼすDebian OpenSSLの不具合が発覚 2008年5月19日12:36 高名なセキュリティ研究者であり、MetaSploit Projectの創設者でもあるH. D. Moore氏は、DebianパッケージのOpenSSLに隠されていたバグという同氏の発見した最新の研究結果を報告した。Moore氏は今回のバグの発生源を説明すると共に、OpenSSLの生成する鍵に付けられた値がこの不備を悪用することで簡単に予測できてしまう点に注意を喚起している。
レビュー:あと一歩信用しきれないUbuntu“Hardy Heron” 2008年5月13日13:31 はっきり言って、私が心からUbuntuを気に入ったことは一度もない。あらゆるリリースを試してきたが、どれも個人的に納得のいかない点があった。先月Ubuntu 8.04“Hardy Heron”がリリースされ、初期のレビューのほとんどがこのバージョンのすばらしさに言及していたので、私もi386版をダウンロードして試すことにした。だが、これまでの印象を完全にくつがえすところまではいっていなかった。
Ubuntu 8.04:アップグレードかクリーンインストールか 2008年5月12日10:52 あなたならどちらの方法をとるだろうか。Ubuntuの最新バージョン8.04 “Hardy Heron” の環境を手に入れるのに、パッケージマネージャを利用してシステムをアップグレードするか、それとも最新版のCDまたはDVDのISOイメージをダウンロードしてクリーンインストールを行うか。一般的には、クリーンインストールのほうが安全で好ましいとされている。この最新かつ最高のバージョンのインストールには全面的な設定のやりなおしという余分な手間が伴うが、アップデートに失敗した場合の苦労を考えれば何でもない、というのが従来の考え方だ。だが、もはやそうした慎重なアプローチをとる必要はないのかもしれない。
「Ubuntu 8.04 LTS」と「Fedora 9」がOpenJDK実装をサポート 2008年5月1日11:59 米Sun Microsystems、英Canonical、米Red Hatの3社は4月30日(米国時間)、CanonicalとRed HatのGNU/LinuxディストリビューションにSunのオープンソースJava開発キット「OpenJDK」実装が搭載されることを正式に発表した。Javaのオープンソース化を大きく進めるものになるとしている。
Ubuntu 8.04デスクトップ日本語版公開 2008年4月28日20:47 Ubuntu Japanese Local Community Teamは2008年4月25日、Linuxディストリビューションの最新版「Ubuntu 8.04 LTS 日本語ローカライズド Desktop CD」を公開した。24日公開の「Ubuntu 8.04 LTS」デスクトップ版をベースに、ライブ起動状態(HDDインストール前の状態)での日本語サポートと、Japanese Team作成の追加パッケージを収録した。
Shuttleworth氏、Ubuntu 8.04リリースのカウントダウンを開始 2008年4月21日10:55 Ubuntuファンにとって次の記念日は4月24日である。この日、Ubuntu 8.04 LTS (Long Term Support) がリリースされる。開発元の英CanonicalのCEO、Mark Shuttleworth氏はUbuntuの次期バージョンが予定どおりリリースされ、エンタープライズ、デスクトップ、インターネットの各ユーザーに少なからぬものを提供すると確約した。
WindowsとLinux 仮想化を使わない共存 2008年4月17日10:07 Linuxは完備された環境だが、仕事上Windowsアプリケーションを必要とすることもある。そのような場合、デュアルブートにして2つのオペレーティング・システムを切り替える、あるいはLinux上の仮想環境でWindowsを動かすという方法がある。しかし、プロセッサやRAMを大量に必要とするビデオ編集やゲームなどでは、残念ながら仮想環境のゲストOSはほとんど使い物にならない。そこで登場するのが andLinux と名付けられたUbuntuベースのディストリビューションだ。これを利用すると、LinuxとWindowsがこれまでになく高いレベルで共存することができる。
パーティション分割不要のUbuntuインストーラー、Wubi 2008年4月14日09:46 UbuntuをWindowsマシンにインストールする場合、UNetbootin(翻訳記事)のように、Linux用のパーティションを用意し、そこにインストールするのが一般的だ。しかし、Windowsユーザーのための非公式Ubuntuインストーラー Wubi を利用すると、既存のプログラムやファイルを誤って失うことなく、UbuntuをWindowsの中にインストールし、そこから起動できるようにすることができる。WubiはUbuntuをWindowsドライブ上のファイルの中にインストールし、自身をWindowsのboot.iniファイルに追加するので、起動時にWindowsとLinuxを選択できるようになる。
Ubuntuだけが生き残ったPwn to Ownコンテスト 2008年4月2日11:26 今年も、自称クラッカーたちがCanSecWestカンファレンスで3台のノートPC(それぞれOS X、Ubuntu、Vistaが稼働)を標的として技を競い合った。先週、カナダのバンクーバーで3日間にわたって開かれたこのセキュリティ・カンファレンスは、Mac OS X LeopardとVistaの両マシンのセキュリティが破られるのを尻目に、Ubuntuマシンだけがクラッキングされずに残るという形で幕切れを迎えた。
軽量なソフトウェアから高機能なデスクトップを構築する 2008年3月31日11:34 家にはノートPCと小型のPCがあるのだが、会社でやり残した仕事を終わらせるためにノートPCを使っているときにガールフレンドが遊びに来ると、彼女は小型のPCを使うしかない。その小型のPCには1GHzのVIAプロセッサと128MBのRAMが搭載されていて、Ubuntuがインストールしてある。Linuxをインストールしていてもなおブートに長い時間がかかるのはご想像通りだが、それに加えてGNOMEの実行もあまりに低速なのでかなりいらいらさせられる。フォーマットし直してFluxbuntuのような軽量Linuxディストリビューションをインストールするという手もあるが、その小型PCにはCD-ROMドライブがないということと、すでに10GBのデータを置いてあるのでバックアップに長い時間がかかるということを考えるとそれは避けたかった。そこで今回、彼女がPCをより快適に利用できるようにするために、軽量なソフトウェアを探してインストールすることにした。
設定やセキュリティを強化した「Ubuntu 8.04」ベータがリリース 2008年3月25日21:16 英Canonicalは3月21日(英国時間)、デスクトップ向けLinuxディストリビューションの最新版「Ubuntu 8.04」のベータ版をリリースした。対応プラットフォームはIntel x86とAMD64。Ubuntu開発チームでは、安定したファイナル版は4月にリリース予定としている。
ジャストシステム、「ATOK X3 for Linux」をUbuntuに正式対応 2008年3月19日18:55 ジャストシステムは、日本語入力システム「ATOK X3 for Linux」のアップデートモジュールを2008年3月18日提供開始した。代表的なLinuxディストリビューションである「Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop」に正式対応させる。同社のWebサイトから無償ダウンロードできる。
英Canonical、Ubuntu用システム管理ツール「Landscape」を一般リリース 2008年3月6日19:20 Linuxディストリビューション「Ubuntu Linux」の開発を支援する英Canonicalは3月5日(現地時間)、Ubuntu向けのシステム管理ツール「Canonical Landscape」の一般提供を開始した。法人分野でのUbuntu普及を促進する狙いだ。
UbuntuのイベントベースinitデーモンUpstart 2008年2月18日12:12 伝統的なSystem Vのinitデーモン(SysVinit)はホットプラグデバイス、USBハードドライブやUSBメモリ、ネットワーク経由でマウントされたファイルシステムなど、最新のハードウェアをうまく扱えないため、Ubuntuでは Upstart というinitデーモンで置き換えられている。
Monday Minute:先週末のニュースから 2/13公開 2008年2月13日12:51 IT業界では常に何かが起こっているが、オープンソース・コミュニティの領域はその最たるものだろう。ここ数日のニュースを見逃した人のために、いくつか話題を紹介しよう。
将来性を感じさせる完成度のUbuntu Tweak 2008年1月15日13:13 かねてより一部のWindowsユーザ達は、デフォルトのデスクトップからでは変更できない様々なシステム設定を調整するためのTweak UIという半オフィシャルなMicrosoft製プログラムを利用してきた。そしてようやくUbuntuユーザ達も、同様の目的かつ似通った名称で作成されたUbuntu Tweak(UT)というツールを入手できるようになったのである。とは言うものの現行のUTは未だバージョン0.2.4でしかなく、その機能もGNOME関連の操作のみに限定されており、主としてデフォルトのデスクトップ設定とシステムの動作およびGNOMEによるハードウェア制御に関する変更しかできないが、コンセプトの実証段階にあるツールとしてはこの程度で充分だろう。
UbuntuとWindowsベースのネットワークの統合はもっと簡単になるべきだ 2007年12月18日10:25 私は約6年前からフリーソフトウェアを使用し唱道してきた。学生だったときやその後フリーランスの記者をしていたときには、職場の環境を移行することなど単純なことだと思っていた――同種のプログラムの対応表を作成して、適切な時間をかけて、職場で働くスタッフ全員の環境を移行させれば良いだけだ。しかしこの数週間Windowsをベースとした職場にある自分のデスクトップPCでUbuntu Gutsyを使おうと思って試してみたところ、ほとんどのものは問題なく動いているとは言え、実際に移行しようとしてみると期待していたようなシームレスな統合とは程遠いということが分かった。
Ubuntu 7.10は秀逸なリリース 2007年10月29日10:06 Canonicalが今月Ubuntu 7.10(コードネームGutsy Gibbon)をリリースした。前リリースのFeisty Fawnと同様に、Gutsyは新機能と最新フリーソフトウェアアプリケーションを重視した最先端ディストリビューションだ。今回試してみたところ、いくつかの小さな不具合があるものの、Gutsy Gibbonは素晴らしい新機能を持つ高速なオペレーティングシステムだと分かった。
Ubuntu Linux 7.10日本語版を公開 2007年10月22日17:42 Ubuntu Japanese Local Community Teamは2007年10月19日、Linuxディストリビューション「Ubuntu Linux 7.10」の日本語版インストールCDイメージを公開した。Ubuntu日本語WebサイトまたはbitTorrent経由でダウンロードできる。