外出時にリモートから自分のデスクトップやアプリケーションや文書にアクセスするための優れた方法としてはVNCがあるが、この方法にはいくつかの大きな欠点もある。例えば、自分のマシンの電源を入れたままにしておく必要があること、VNCプロトコルのセキュリティに問題があること、また多くの場合、自分のデスクトップにアクセスするために専用のVNCクライアントが必要となることなどだ。これらの問題を解決することを目標として、Mandriva創設者としても有名なGaël Duval氏が
Ulteo社を創設した。Ulteoのサービスを使えば、裏方の作業を引き受けてくれる同社のサーバがホストする本格的なKDEデスクトップを利用することができる。このサービスはまだベータ段階にあって招待ユーザしか利用することができないのだが、今回試すことができる機会に恵まれた。その結果、Ulteoが前途有望であることが分かった。