企業の上級幹部を狙った“ピンポイント攻撃”が急増中――SNSで個人情報を収集し、幹部の家族も攻撃対象に

 英国メッセージ・ラボは今週、「2007年3月~6月における、ハッカーの動向に関する調査リポート」を発表した。メッセージ・ラボは、スパム・メールや危険な添付ファイルなどを検知/除去する、フィルタリング・サービスを提供するセキュリティ・ベンダーである。

ALSI、情報漏えい防止ソリューションとメールアプライアンスを連携

 アルプス システム インテグレーション(ALSI、麻地徳男社長)は7月4日、情報漏えい防止ソリューション「DocumentSecurity(ドキュメントセキュリティ)」と、クリアスウィフト(山本卓夢社長)の電子メールセキュリティ・アプライアンスの最新版「MIMEsweeper Email Appliance 2.6」を連携すると発表した。

トレンドマイクロ、Webからの脅威を防ぐ企業向けアプライアンス3製品

 トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は7月3日、Webからの脅威に対抗する新戦略「Total Web Threat Protection」に基づき、「InterScan」シリーズのゲートウェイセキュリティアプライアンス3製品を9月5日から順次発売すると発表した。ラインアップは、大企業向けの新製品2つと中堅企業向けの新版1つ。今後1年間で計6億円の売り上げを目指す。

フォーバル、フィルタリングと暗号化機能を連携するソリューション

 フォーバル クリエーティブ(金住治社長)は6月28日、オレンジソフト(日比野洋克社長)とクリアスウィフト(山本卓夢代表取締役)と協業し、Eメール統合管理ソリューションの機能を強化した「暗号化連携ソリューション」を7月1日に発売すると発表した。税別価格は250万円から。

IBM、コンプライアンス支援ソフトウェアを発表――ユーザー・ベースの情報をインポートしリポート生成が可能に

 米国IBMは6月28日、セキュリティ監査/コンプライアンス支援ソフトウェア「Tivoli Compliance Insight Manager(TCIM)」を発表した。同製品は、IBMが昨年買収したConsulのソフトウェア「Consul InSight」を機能強化したもので、出荷は7月初めに開始される予定。

バックナンバー:SSHの安全性を高める

 SSHサービスによって安全にリモート管理が行える点は、UNIX系OS(Linuxを含む)の美点といってよいだろう。しかし、SSHサーバの設定が不適切だったり、安易なパスワードを設定しているユーザーがいたりすると、SSHを介してクラッカーに侵入されていまうおそれがある。そこで、ここではOTPの過去記事の中から、SSHサーバを安全に運用するために有用なものを厳選して紹介する。

Linux Auditで社内からの脅威を検出する

 企業や団体は、規模の大小を問わず、内部からの脅威に対処する必要がある。企業等にとって認可した利用者による不正行為は大きな脅威を意味するからだ。『2005 Computer Security Institute and Federal Bureau of Investigation Computer Crime and Security Survey』によると、企業等は、コンピューターへの内部からの侵入が全インシデントのおよそ半数を占めると報告している。

Windowsパッチ情報メールを装う悪質な詐欺メールにご用心!――トロイの木馬を感染させる不正サイトにユーザーを誘導

 「Microsoftがリリースしたばかりのセキュリティ・アップデートをインストールするようユーザーを促す偽のメッセージが出回っている」――。複数のセキュリティ企業が6月27日に警告を発した。同メッセージは、悪質なコードをPCに埋め込むWebサイトにユーザーを誘導しているという。

TCG、ストレージへの不正アクセスを防止する新仕様のドラフトを公開――デバイスとファームウェアでアクセスの正当性をチェック

 非営利のセキュリティ標準化団体トラステッド・コンピューティング・グループ(TCG)は先週、ハードディスク・ドライブやフラッシュ・ドライブ、テープ・カートリッジ、光ディスクに保存された機密データへの不正アクセスを防止するための新仕様「Trusted Storage Specification」のドラフトを発表した。

マイクロソフト、セキュリティと運用管理の製品ラインアップを強化

 マイクロソフトは6月25日、セキュリティ製品群「Microsoft Forefront」とシステム運用管理製品群「System Center」のラインアップを強化すると発表した。パートナー企業と協業し、「Forefront」と「System Center」による共通の運用管理基盤を提供することで、包括的なセキュリティと効率的な運用管理を目指す。