マイクロソフト、セキュリティと運用管理の製品ラインアップを強化

　マイクロソフトは6月25日、セキュリティ製品群「Microsoft Forefront」とシステム運用管理製品群「System Center」のラインアップを強化すると発表した。パートナー企業と協業し、「Forefront」と「System Center」による共通の運用管理基盤を提供することで、包括的なセキュリティと効率的な運用管理を目指す。

　「Forefront」製品群では、「Microsoft Forefront Client Security」をラインアップに追加し、エッジからサーバーアプリケーション、サーバーやPCにいたる包括的なセキュリティ対策ソリューションを実現する。同製品は、ボリュームライセンスプログラムを通じて7月2日から提供する。価格は、「Open Value」がユーザー単位、デバイス単位ともに1か月209円から。「Select License」がユーザー単位、デバイス単位ともに1か月68円から。

　Forefront Client Security」は、悪意あるソフトウェア駆除ツールやスパイウェア対策ソフト「Windows Defender」などマイクロソフトの保護技術を搭載。ウイルス、ワーム、トロイの木馬などの従来型の脅威に加え、スパイウェアやルートキットといった新たな脅威にも対応し、PCとサーバーを保護する。同製品を「Active Directory」などの既存のインフラストラクチャソフトと統合し、既存のセキュリティ技術を補完することで強力な保護と制御を実現できる。対応OSはWindows Vista、XP、2000と、Windows Server 2003。　一方、「System Center」製品群では、特にサーバー30台、クライアント500台までの中小規模事業所向けに特化した統合システム管理ソリューション「Microsoft System Center Essentials 2007（Essentials 2007）」をラインアップに追加し、ボリュームライセンスプログラムを通じて8月1日から提供する。価格は「Open Value」の「System Center Essentials Server」が29万9000円から、クライアント管理ライセンスが5ライセンス1万8800円から、サーバー管理ライセンスが1ライセンス1万8800円から。今後、パッケージでも提供する予定。

　「Essentials 2007」は、クライアントPCやサーバーのハード、ソフトの資産管理や障害対応、セキュリティ更新プログラムやソフトの配布、展開など、日々の運用にかかわる豊富な機能を統合し、単一のコンソールから包括的な管理を実現する。対応OSはWindows Server 2003、Windows Small Business Server 2003。

マイクロソフト＝http://www.microsoft.com/japan/
「Microsoft Forefront Client Security」＝http://www.microsoft.com/japan/forefront/
「Microsoft System Center Essentials 2007」＝http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/

提供：BCN