アイキューブドシステムズ(本社:福岡県大野城市)は2008年9月9日、プロジェクト管理システム「9Arrows」(ナインアローズ)をオープンソースソフトとして公開した。ライセンスにはGPLv3を採用。また、改変したソースコードを非公開にできるライセンスも別途準備中。
英Canonical、オープンソースプロジェクトホスティング「Launchpad」最新版
米HP、管理機能を統合したプロジェクト管理「PPM Center」を発表
米Hewlett-Packard(HP)は7月22日(米国時間)、CIO向けのプロジェクト管理ソリューション「HP Project and Portfolio Management(PPM)Center 7.5 」を発表、ビジネス技術最適化(BTO)ポートフォリオを拡充した。各種の管理機能との統合や連携を強化し、IT投資と事業戦略の連携を支援するという。
オープンソースのプロジェクト管理アプリケーションOpenProj、ダウンロード50万回を突破
Microsoft Projectのオープンソースの代替版 OpenProj のダウンロードが50万回を超えた。OpenProjを支援する企業ProjityのCEOであるMarc O’Brienが明らかにした。
無秩序なバージョン番号
フリーソフトウェア・アプリケーションやディストリビューションをいくつか試用してみて気づくのは、バージョン番号にほとんど意味がないことだ。昨今のバージョン番号を見ても、そのアプリケーションがどの開発段階にあるのか見えてこない。わかるのは、せいぜい、ビルドの前後関係ぐらいで、バージョン番号はビルドを区別するための単なるラベルに成り下がっている。バージョン番号が適切であれば、そのビルドの進捗状態がわかるはずなのに、これは何ともひどい状況だ。
日立ソフト、複数のOSSを統合したソフト開発管理支援サービス「ManageFeed」
日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2008年5月19日、ソフトウェア開発に必要なプロジェクト管理システムを月単位でオンデマンド提供するサービス「ManageFeed」を開始した。複数のオープンソースソフトを採用し、同社が統合・連携させて提供する。
FOSSアプリケーション用ドキュメント作成をwikiを活用して行う際のヒント
多くのプログラマにとってアプリケーションのコードを記述するのは楽しい作業だが、そのマニュアルを記述するのは苦痛だと感じられていることだろう。アプリケーションとしての完成度を高めたり、新規機能の追加やユーザから寄せられた要望を実現する方が、ソフトウェアの操作法を文章として書き下すより得られるものが多いからだ。とは言うものの、将来的な開発作業を積極的に支えてくれるユーザをつなぎ止めておくには、分かりやすいドキュメント類を整備しておくことも不可欠である。私を含めた数名の協力者がsrc2pkg(Slackwareの“magic package maker”)の作成者であるGilbert Ashley氏の下に参集して、同氏の開発するプログラムのユーザドキュメントの整備をサポートし始めたのは数カ月前のことであった。本稿ではその際に行った src2pkg wiki の立ち上げプロセスを簡単に解説するが、その際に得られた教訓は、その他のフリー/オープンソース系ソフトウェア(FOSS)アプリケーション開発者にとっても参考になることであろう。
サイブリッジ、タスク管理ツール「OpenTask」をオープンソースで公開
Webサイト構築・Webアプリ開発などのサイブリッジ(本社:東京都渋谷区)は2008年4月11日、サーバインストール型タスク管理ツール「OpenTask」をオープンソースソフトとして公開した。自由度の高いBSDライセンスで提供する。
コード開発プロジェクトにおけるソース管理システムの正しい利用法
ソース管理システムの適切な使いこなしはプログラマにとって重要なスキルの1つであるが、その習得となると、実務の現場での経験と試行錯誤を通じて身につけるしかない。そのため学生や趣味のプログラマにとって、こうしたシステムの習得は時間がかかる以上に苦痛を伴う作業のはずだ。よって本稿では、ソース管理システムの初心者が陥りやすい落とし穴および、それらを回避するためのベストプラクティスを具体例とともに解説することにする。
追悼:2007年に息絶えたフリーソフトウェア系プロジェクト
先日、私が使用している小型アプリケーションのプロジェクトWebサイトにアクセスしたところ、そのwikiはスパム一色で塗りつぶされてしまっていた。このプロジェクトは完全に破綻し、コードも半年以上前から打ち捨てられた状態になっていたのである。そこでふと感じたのが、私が使用しているアプリケーションの中でこちらが気づかぬままにプロジェクトが活動停止に至っているものはどれだけ存在しているのだろうという疑問だ。そこで本稿では私が昨年記事として取り上げたうちで、すでに逝去したと見なせるプロジェクトがどれだけあるかを確認することにする。
新たなスポンサー探しを余儀なくされたVoIPアプリケーションWengoPhone
OpenProj:優れたソフトウェアだがドキュメントの欠如が問題
最近、 OpenProj 1.0がProjityからリリースされた(ちなみに同社はProject-On-Demandという関連する市販製品も販売している)。OpenProjはJavaで書かれ、CPAL 1.0の下でライセンスされている。Windows用、Mac OS X用、Linux用の各バージョンがSourceForge.netからダウンロードできる。
サイオス、オープンソースベースのプロジェクト管理ソフト有償版
サイオステクノロジーは、プロジェクト管理ソフト「ProjectKeeper Professional」を2008年2月4日に発売する。2007年公開のオープンソース版をベースとして、コスト管理とコミュニケーションの機能を追加した有償版。価格(プロセッサーコアライセンスで、デュアルコアまで1ライセンス)は200万円から。1月17日にベータ版を公開した。
予算不足でプロジェクトを頓挫させないための心得
ITプロジェクトマネージャ(以下PM)が職務の遂行上で遭遇するトラブルは、予算の不足、スケジュールの遅延、テクニカル的な障害、プロセス上の問題、感情的な対立など、その一部を挙げるだけでもきりがない。このうち予算の不足はPMが経験する最も普遍的な問題であり、これを解決するキーポイントは具体的な問題点が何処にあるかを特定することにある。その次の手順は、候補となるいくつかの対策を講じることであり、可能であれば予算不足そのものを解消する手段を見つけるという運びになるはずだ。
開発者のバグ潰しに役立つMantis
バグ(6本足のものであれコンピュータソフトウェアのものであれ)を追跡して潰すのには手間がかかるため、役立つものはすべて活用する必要がある。Mantisは生きている昆虫に対してはまったく役には立たないものの、ソフトウェアのバグについては非常に役立つ。Mantisを使えば、エンドユーザにとってはバグ報告や提案をすることができるようになり、開発者にとってはバグを担当者に割り当てて、最終的に問題が修正されるまで対処作業の進捗を確認するという完全なワークフローソリューションとして機能する。
開発コラボレーションウェア「SourceForge Enterprise Edition 4.4 日本版」発売
VA Linux Systems Japanは11月7日、ソフトウェア開発に関する情報を一元化するWebベースの開発コラボレーションウェア「SourceForge Enterprise Edition 4.4 日本版」を11月1日から発売開始したことを発表した。1ユーザーライセンスは207,900円。
オープンソースプロジェクトがプロセスを閉ざすことの弊害
ここ何週間かでオープンソースプロジェクトにおけるオープン性の欠如に驚かされる出来事が2件あった。どちらのケースも、開発者が行動や発言によって、ほかの開発者を意図的に仕事から締め出そうとしたものものだった。
Xaraのオープンソース化の失敗から得られた教訓
2005年10月11日、プロプライエタリ・ソフトウェアベンダXaraが、同社の主力製品であるベクタグラフィックス用パッケージXara Xtremeのソースコードを公開する計画と、開発者コミュニティの協力を得てLinuxに移植する計画を発表した。それから2年が過ぎた現在、同プロジェクトは停滞していて存在意義が失われかけている。その理由は主に、Xaraがオープンソースコミュニティと協力し合う方法を掴みきれなかったためだ。
日本コンピュウェア、システム開発の要件定義・管理を標準化するソフト
日本コンピュウェアは、システム開発の要件定義および管理を標準化するソフト「Optimal Trace(オプティマル・トレース)5.0」を発売した。
失敗しないITプロジェクトの秘訣は明確化にあり
その「基幹」ソフトウェア開発プロジェクトは、相当な時間と予算を費やした挙げ句に頓挫した。前任者は去り、新任の管理者が立て直しに当たった。反省会の場で明らかになったのは、プロジェクトの日程、仕様、ベンダーの能力といった肝心な点についての事前の検討が不十分だったことだ。