Moblinアプリケーションのクロスコンパイルとインテル コンパイラーによるパフォーマンス改善

 Moblinアプリケーションはクロスコンパイル環境での開発が推奨されており、通常のLinux向けアプリケーションとは若干開発手順が異なる。本記事ではIDEを使った基本的な開発手順や、インテル コンパイラーを利用してMoblinアプリケーションをコンパイルするための設定方法を解説する。また、インテル コンパイラーとGCCの性能比較結果についても紹介する。

スタンフォード大の研究者、カメラ用オープンソースプラットフォームを開発

 スタンフォード大学の研究室が、デジタルカメラ用のオープンソースプラットフォーム「Frankencamera」を発表、同プラットフォームを搭載したカメラの試作品を披露した。オープンソースプラットフォームを搭載することで、デジカメのソフトを常に改善し、新機能を追加できるようになるという。

USBフラッシュメモリ用Linuxディストリビューションの比較

 最近のASUS Eee PCの人気を見れば分かるとおり、フラッシュメモリ上でLinuxを利用することは今や消費者市場でのビジネス的にも現実的なことになっている。ところでEee PCを持っていなくても、ごく普通のUSBフラッシュメモリからLinuxだけではなくデータも含めて利用することは可能で、しかもフラッシュメモリから利用可能なLinuxディストリビューションは複数存在するということはご存じだろうか。本稿ではそのようなディストリビューションのいくつかを比較してみた。

Linux対応のハードウェアをデバイスメーカに要求するPCベンダ

 ここ何年かでLinuxデスクトップの市場は、デバイスおよび周辺機器メーカにとって無視できないものになった。以前であれば、小さすぎて問題にならないと一蹴されていた市場だ。しかし、状況は変わった。先月、テキサス州オースティンで行われたLinux Foundationの会議で、大手PCベンダのASUSTek Computer、Dell、Hewlett-Packard、Lenovoは、チップセット、コンポーネント、周辺機器のOEM業者に対してLinuxに対応したハードウェアの提供を要求する、との意向を示した。

ハギワラシスコム、セキュリティ機能を搭載したUSBメモリシリーズ

 ハギワラシスコム(河瀬翔之社長)は、あらかじめ用途に応じたセキュリティ機能を搭載するUSBメモリ「アプリケーションUSBメモリシリーズ」を順次発売する。ラインアップはアプリケーションUSB「暗号化」、同「パスシンボル」、同「秘密分散」、同「Webスクラップ」、同「メール」の5種類。

デスクトップLinuxマシンにUPSを追加する

 無停電電源装置(UPS)とは、商用電源が失われたときに一定時間だけコンピュータを動かし続けることができるようにする装置である。これにより短時間(1~5分)の電力消失をUPSバッテリの電力でやり過ごすことができる。UPSバッテリが低下すると、UPSはシグナルを送ってコンピュータを安全に停止させることができる。UPSがあれば、突然の電源断によるファイルシステムやRAIDのチェックに時間を取られなくて済む。以下、UPSに関する全般的なヒントと、Linuxマシンを保護するためにUPSをどうセットアップすればよいかを説明する。Linuxのサポートを謳っていないモデルについても触れる。

ハウツー:キーボードから拡張文字を入力可能にする

 西ヨーロッパ言語には存在しない文字はおろか、アキュートアクセント付きのe(「é」)のような分音符号付きの文字を入力する場合などでさえ、GNU/Linuxユーザの標準的な英語のキーボードのレイアウトはほとんどタイプライターから進歩していない。しかしここ数年で、拡張文字と複数のキーボードレイアウトを利用することはずっと簡単にできるようになってきた。そして最近では拡張文字のサポートをGNOMEやKDEからすぐに追加することもできる。また万一何らかの理由でGNOME/KDEのインターフェースからはうまくできなかった場合でも、その他の方法を利用して入力環境を向上させることができる。