クラムワークス、起動高速化したLinux内蔵USBメモリ

 クラムワークス(本社:横浜市)は、USBブートできる軽量Linuxシステムを内蔵したUSBフラッシュメモリの新製品「BOOTPLUG-P2」を2008年6月12日発売した。起動・終了時間を短縮した。価格は1万2600円。同社のオンライン直販ショップおよび秋葉原の「PS/PLAZA WAKAMATSU」で販売する。

 USBブート可能なPCに接続して、電源を入れるだけでLinuxを起動できる。従来製品からOS機能を絞り込み、クライアントOSに特化することで起動時間を半分の約10秒、終了時間を3分の1の約5秒に短縮した。

 X Window SystemとFirefox 2相当のWebブラウザ、POP3/IMAP4メーラー、OpenOffice.org 2.0、リモートデスクトップクライアント、PDFビューワー、CIFS/SMBファイルサーバ接続、PPTP/IPsecのVPN接続などの機能を備える。設定ファイルの書き換えやアプリケーションの追加インストールも可能。

 メモリの総容量は約2GB。ユーザー領域は約1.7GBで、AES暗号化や書き込み禁止の設定も可能。USBブート非対応PC向けに起動用CD-ROMも付属する。本体寸法は奥行き43×幅18×厚さ8mm、重さは約8g。【鴨沢 浅葱/Infostand】

クラムワークス
http://www.cramworks.com/