オタワLinuxシンポジウム3日目:NFS、USB、AppArmor、LSBの話題 2006年7月27日11:16 4日間にわたる第8回オタワLinuxシンポジウム(OLS)の3日目、特に興味深かったセッションとしては、各種ファイルシステムを比較してそれぞれの利点を詳しく語った「NFSが最悪な理由」という講演、USBデバイスのリバースエンジニアリングに関するチュートリアル、SELinuxのライバルであるAppArmorの紹介、Linux Standard Baseの近況報告があった。
O'Reilly OSCON第1日目 2006年7月27日11:13 オレゴン州ポートランド — 月曜日、8年目のO’Reillyオープンソースコンベンション(OSCON)がオレゴンコンベンションセンターで開会した。OSCONの第1日目と第2日目は、各種オープンソースプロジェクトの担当者が各自半日の配分時間でツールの利用方法についてチュートリアルプレゼンテーションを行う。OSCONには複数のトラックがあり、Webアプリケーション、データベース、Perl、JavaScript、AJAX、Ruby、Linux、プログラミング、ビジネスのトラックに分かれている。
オタワLinuxシンポジウム2日目:ユーザ空間は最悪、他 2006年7月25日11:48 オタワ発 ─ 第8回オタワLinuxシンポジウム(OLS)の2日目は、初日と比べるとテクニカルなトピックが増えた。講演で特に印象に残ったのは、「ファイルシステム断片化の影響」、「デジタル・デバイド解消にLinuxを役立てる」、「ラップトップで使うLinux」だが、なんと言ってもDave Jonesの講演「ユーザ空間が最悪な理由」がこの日のハイライトだった。
オタワLinuxシンポジウム:1日目 2006年7月24日11:21 19日(水曜)、カナダの首都オタワにあるOttawa Congress Centreにおいて、今年で8回目を迎えるオタワLinuxシンポジウム(OLS)が始まった。最初の講演は、Linux Weekly Newsの共同設立者Jonathan Corbet氏による「カーネル・レポート(The Kernel Report)」で、昨年からの現在までのカーネル開発の状況が報告された。
Microsoft、「オープンソースを高く評価している」と幹部が発言 2006年7月21日01:17 オープンソース支持ベンダーとしてあまり認識されていない米Microsoftの幹部が7月19日、同社はオープンソースの有益性に気づいており、みずからの体質もオープンになりつつあると発言した。
PostgreSQLサミット、成功裏に閉幕 2006年7月17日11:25 今年は公開オープンソース・プロジェクトPostgreSQLの発足10周年に当たる。これを記念して、2日間のカンファレンスが、カナダはオンタリオ州のトロント郊外にあるライアソン大学で開催された。
Mozilla Japan、メイドも登場のFirefox街頭プロモーションを秋葉原で実施 2006年7月8日16:01 Mozilla Japanは、Webブラウザ「Firefox」の知名度向上を目的とした、日本では初めての街頭プロモーションイベントを8日と9日にJR秋葉原駅周辺で実施している。
Ubuntu Developer Summit Paris: 新たな同盟、新たな地平線 2006年7月3日11:21 先週、Ubuntuの次期リリース(コードネームEdgy Eft)を計画立案するために60人を超えるUbuntu開発者がパリに集まった。公式には、この会議は開発者サミットと称され、カンファレンスではない。連日、2~10人からなるグループが、仕様のブレインストーミング、ドラフト化、ブラッシュアップに取り組んだ。このようなセッションが全部で60以上あり、多いときで10のセッションが並行して開催された。これらの仕様は ─ 来週には確定される予定だが ─ Canonicalスタッフによる優先順位の決定と承認をへて、次期リリースの機能における目標として活用される。
OSSベンダー幹部ら、オープンソース・モデルのさらなる定着を予測 2006年6月24日11:36 オープンソース・ソフトウェアのパラダイムは、ソフトウェア市場に大きな変化をもたらしてきたが、今日ではもはや、オープンソース自体が当たり前の存在となりつつあり、あと5年もたてばこれまでのように大きく騒がれることもなくなるだろう──。6月21日に米国シリコンバレーのコンピュータ歴史博物館で催された討論会「The Open Source Effect(オープンソース効果)」で、米SpikeSource、JBoss、Sun Microsystemsなどのベンダー幹部らは、上のように口をそろえた。
Creative CommonsとFedora Project、共同でOpen Videoコンテストを開催 2006年6月22日23:14 Creative CommonsとFedora Projectは20日から自由と開放性をテーマとした動画を対象とした「Open Video Contest」を開始した。
JavaWorld DAY 2006:Googleのキーマンが語る「オープンソースとソフトウェアの未来」 2006年6月22日19:00 「今後、ソフトウェアの多くの領域でコモディティ化が進み、その大部分はオープンソース化されていくだろう」——そう主張するのは、米Googleで同社のオープンソース・プログラム「Google Code」を主導するグレッグ・スタイン氏だ。氏は、Java開発者を対象とした技術セミナー「JavaWorld DAY 2006」(2006年6月22日開催。主催:月刊JavaWorld/IDGジャパン)の基調講演において、Googleのオープンソースに関する取り組みやソフトウェア・ライセンスの未来などについて語った。このスタイン氏、Googleに勤務する傍らで、Apache Software Foundation(ASF)の議長も務める、オープンソース界のキーマンの1人である。
日本SGIと電通大の産学連携チーム、ロボカップレスキューリーグに参戦 2006年6月19日08:18 日本SGI(和泉法夫社長)と電気通信大学松野研究室(松野文俊教授)は、国際レスキューシステム研究機構(IRS)の産官学連携チーム「SHINOBI」を結成し、独ブレーメンで6月14日から18日まで開催される「ロボカップ2006ドイツ世界大会」のロボカップ・レスキューリーグに4年連続で出場したと発表した。
IBM、SOA構築に役立つベスト・プラクティス集を公開 2006年6月14日23:51 米IBMは6月13日、パリで開催されたイベント「IBM SOA Executive Summit」(2006年6月12〜13日)で、SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)構築に役立つテンプレートやコード、15業界のビジネス・モデルのベスト・プラクティスなどを収録したカタログ「IBM SOA Business Catalog」を発表した。
FSIJ、CodeFest秋葉原2006を7月に開催 2006年6月14日20:02 特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ(理事長:g新部裕、以下、FSIJ)は、7月1日に秋葉原ダイビルにて、「CodeFest秋葉原2006」を開催する。
JBoss、“Web 2.0対応”フレームワークを発表──オープン化へ戦略転換 2006年6月14日17:00 オープンソース・ミドルウェア・ベンダーの米JBossは6月13日、今回で3度目となる年次ユーザー・コンファレンス「JBoss World 2006」(6月12〜15日:ラスベガス)において、Web 2.0対応をうたった同社初のアプリケーション・フレームワーク「Seam 1.0」を発表した。
Interop Tokyo 2006:気になるアプライアンス 2006年6月9日05:06 昨日に引き続き「Interop Tokyo 2006」会場より。まず気になったアプライアンス製品を二つほど紹介したい。相変わらずInteropのメインストリームから離れているが、それは気にしないでおく。
Interop Tokyo 2006開幕、いきなりオープンソース関連から 2006年6月8日06:27 国内最大のネットワーク関連の総合イベント「Interop Tokyo 2006」の展示会が、6月7日から幕張メッセで開催された。OTPでは、この会期中、会場からニュースやトピックスをOTP独自の視点でお伝えする。
予想以上の成果を収めたKDE 4 Multimedia Meeting 2006年6月6日10:48 KDEの主要なマルチメディア・コンポーネントおよびマーケティングに関与しているメンバたちが、5月26日~28日の日程で、KDE 4 Multimedia Meeting(K4M、以前のK3M)という会合をオランダのAchtmaalで開いた。参加者たちは、プロジェクトの目標について話し合い、KDE 4のマルチメディア・コンポーネントに有望な改良をもたらす、かなりの量のコーディングを行った。
刺激的かつ啓蒙的なRed Hat Summitのセッション 2006年6月6日10:46 テネシー州ナッシュビル発 ― 今年のRed Hat Summitで唯一本当に困ったのは、執筆と食事、それにパーティー以外の時間をどの講演に割り当てるかを決めることだった。興味のあるセッションが見当たらなかったのではなく、聞きたい講演が同じ時間に重なったときに1つを選ぶのに苦労したのだ。ここでは、行われた90のブレークアウトセッションのうち3つについて簡単に報告する。
Red Hat Summit 2日目の基調講演 2006年6月5日15:13 テネシー州ナッシュビル発 — 第2回Red Hat Summitの2日目である。午前中のEben Moglenの基調演説は実に素晴らしかった。適切な話し手が、適切な聞き手に対して、適切なメッセージを語っていたからだ。この日のそれまでの講演が悪かったわけではないのだが、企業マーケティングの匂いがぷんぷんするのには閉口した。