LiMo Foundation設立、モバイルLinuxのコモディティ化を目指して

先週、Motorola社を含む6社の携帯電話メーカが、「モバイルLinuxについてのグローバルなイニシアティブ」であるLiMo Foundation設立の正式発表を行なった。LiMo Foundationは、プライベートな協力体制を敷いてモバイルLinuxの開発を行っていくことを計画している。成果物はオープンソースにその端を発するものではあるが、現在のところはそのすべてがオープンソースというわけではない。

アプリックス、携帯電話Linuxプラットフォーム「MOAP(L)」をライセンス、統合ソリューションを提供

 アプリックス(本社:東京都新宿区)は、NECおよびパナソニックモバイルコミュニケーションズの2社と携帯電話向けLinuxソフトウェアについてライセンス契約を結んだと発表した。両社がNTTドコモと共同開発した携帯電話Linuxプラットフォーム「MOAP(L)」を使ったソフト開発や他メーカーへのサブライセンスを行う。

米MontaVista、フットプリントを縮小したモバイル機器向けLinux新版

 米MontaVista Softwareは2006年9月25日(米国時間)、組み込みLinuxプラットフォームの新バージョン「Mobilinux4.1」を発表した。携帯電話などのモバイル市場向けに最適化したソリューションで、従来バージョンから大幅にフットプリントを縮小して、RAMやフラッシュメモリーを節約できるという。

イーソル、マルチコアプロセッサ対応のT-Kernel評価版を提供開始

 イーソル(本社:東京都中野区)は2006年9月8日、マルチコアプロセッサ対応T-Kernel「eT-Kernel Multi-Core Edition」の評価版の提供を開始したと発表した。英ARMのマルチコアプロセッサ「MPCore」に対応し、民生エレクトロニクス機器、車載機器、モバイル機器、OA機器などの組み込み用途を想定している。

ACCESS、仏Orangeと携帯Linux向けアプリケーションパッケージを共同開発

 ACCESS(本社:東京都千代田区)は2006年8月14日、仏フランステレコムの携帯事業部門Orange SAと、携帯向けLinuxプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(ALP、開発コード名)をベースとする携帯電話向けアプリケーションパッケージを共同開発することで合意したと発表した。ALPは07年初めに発売の予定。

テクノマセマティカル、携帯Linux向けワンセグ・3セグ受信ソフトを開発

 テクノマセマティカル(本社:東京都品川区)は2006年6月28日、携帯端末向けLinuxプラットフォームで動作する地上デジタル放送受信ソフトを開発したと発表した。地上デジタルテレビ「ワンセグ」と、今秋放送開始予定のデジタルラジオ「3セグ」を受信できる。1プラットフォーム上で両機能を実現したのは業界初という。