ACCESS、モバイルLinuxプラットフォームを開発完了
ACCESS(本社:東京都千代田区)は2007年2月13日、モバイル用途に特化したLinuxプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(ALP)の開発を完了したと発表した。これまで開発コード名だったALPを正式な製品名とした。
ALPは、オープンソースであるLinuxカーネルを採用して柔軟性やカスタマイズ性を持たせたモバイル端末向けプラットフォーム。Garnet OS(旧Palm OS Garnet)の互換レイヤー「Garnet VM」を搭載し、68kベースで開発されたアプリケーションを動作させることができる。
全てのプラットフォームコンポーネントと参照ドライバ、アプリケーション開発キットなどを含む「ALP製品開発キット」(PDK)をライセンシー向けに配布。また、ソフトウェア開発キット(SDK)を含む「ALP開発スイート」を開発者コミュニティ向けに、「Garnet VM互換性キット」を旧Palm OS開発者向けに配布する。
同時にACCESSは、グローバルパートナープログラム「ACCESS Connect Ecosystem」(ACE)を発足させたことも発表した。ALPのほか、組み込み向けWebブラウザとアプリケーションの統合ソリューション「NetFront Mobile Client Suite」などをベースに、参加企業間でエコシステムを構築してゆく。世界から40社余りが参加するという。
12日(スペイン時間)に、同国バルセロナで始まった「3GSM World Congress 2007」に出展。開発キットのプレリリース版を無償で配布した。
ACCESS
http://www.jp.access-company.com/