Redis Labs、Redisをフォールトトラレントなクラスタにするモジュール「RedisRaft」を発表

 インメモリデータベースのRedisを開発する米Redis Labsは6月23日、Redisモジュール「RedisRaft」を発表した。複数のRedisサーバーをフォールトトレラントなクラスタとして運用できるもので、まずは数か月後にプレビューを公開する計画。

 RedisRaftはRedisサーバーの集合を単一のフォールトトラレントなクラスタにするための新モジュール。これを利用することで、高いレベルの信頼性と一貫性が必要な用途でもRedisを利用できるという。

 2018年のRedis 5公開後にサイドプロジェクトとしてスタートしたもので、バージョン4で導入したモジュールAPIの新しい使い方として、Redisを新しい方向性に拡張することにした。Apache ZooKeeperやEtcdのようなデータストアと同等の信頼性と一貫性を実現を目指す。

 C言語で実装され、RedisRaftを使ったクラスタでは既存のクライアント、ライブラリ、データ型をそのまま利用できる。ノード間の一貫性の調整にはRaft Consensus Algorithmを使用する。

 現在は基本的な機能が揃った段階とのことで、数か月以内に最初のプレビュー版を公開する予定という。ライセンスはGNU AGPLv3またはRedis Source Available License(RSAL)のデュアルライセンスとなる予定だ。

米Redis Labs
https://redislabs.com/