クラウドインフラ管理のためのPythonライブラリ「Apache Libcloud v3.1」リリース

 複数のクラウドを管理するためのPythonライブラリ「Apache Libcloud」開発チームは6月15日、最新安定版となる「Apache Libcloud v3.1.0」を公開した。

 Apache Libcloudは複数のクラウドプロバイダAPIの差異を吸収するPythonライブラリ。これを利用して、サーバー、ストレージ、不可分散、DNS、Container as a Serviceなどのクラウドサービスを管理できる。Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、OpenStack、Cloudflareなど30以上のプロバイダと連携できる。

 Apache Libcloud 3.1は、4月に公開したバージョン3系の初のポイントリリース。

 コンピュートではdeploy_node()を修正し、ScriptDeploymentとScriptFileDeploymentでは、実装ステップが走るタイムアウトをオプション設定できるtimeoutが加わった。Google Compute Engine(GCE)でUbuntu 20.04のイメージがドライバに加わった。

 ストレージではAmazon S3を強化し、DNSではCloudFlareのドライバをアップデートした。CAAレコード型の管理をサポートした。

 このほか、contrib/Dockerfileをアップデートし、サポートするPythonでしかテストができないようになった。バグも修正されている。

Apache Libcloud
https://libcloud.apache.org/