Python向けのクラウド操作ライブラリ「Apache Libcloud 2.4」リリース

 さまざまなクラウドサービスに対応し、統一的なインターフェイスでクラウド環境の操作を行えるPythonライブラリ「Apache Libcloud」開発チームは11月10日、最新版となる「Apache Libcloud 2.4.0」を公開した。Python 3.7に対応するなどの強化が加わっている。

 Apache Libcloudは統一されたAPIを使ってクラウド環境を一元的に管理できるPythonライブラリ。Comupute、Storage、Load Balancers、DNS、Container、Backupと6種類のAPIがあり、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、OpenStack、Apache Cloud Stack、Cloud Frare、Google Cloud Platformなど50種類以上のクラウドサービスに対応する。これによりベンダーロックインを回避できるとしている。

 Apache Libcloud 2.4は、2017年4月に公開されたバージョン2系の最新版。

 新たにPython 3.7をサポートするいっぽうで、Libcloud 2.3でサポート対象外となっていたPython 2.6および3.3はインストール時に拒否するようになった。合わせて、複数のPythonファイルのクリーンアップも進めたとしている。

 http_proxyセットでテストを走らせることができるようになった。このほか、Computeなど各種類において、OpenStack、Amazon EC2、S3、GCEなどのクラウドサービスに対して対応する機能やリージョンの拡大など、様々な強化が加わっている。

Apache Libcloud
https://libcloud.apache.org/