米Adobe、カラーパレット作成ツール「Leonardo」をオープンソースで公開
米Adobe Systemsが色生成(カラージェネレーター)技術「Leonardo」をオープンソースとして公開している。ターゲットとするコントラスト比をベースに適応的カラーパレットを作成できるという。
LeonardoはWebサイトや各種アプリケーションに向けたカラーパレットを容易に生成できるツール。Adobeのデザインシステム「Spectrum」の色をベースとし、JavaScriptモジュールとインターフェイスで構成される。
d3-colorを使って構築しており、World Wide Web Consortium(W3C)のWeb Accessibility Initiative(WAI)のウェブアクセシビリティ標準であるWeb Content Accessibility Guidelines(WCAG)をサポートする。WCAGが定義する最小コントラスト比などのアクセシビリティ基準を満たしたカラーパレットを生成できる。
AdobeはLeonardoをデザイナーとエンジニアの両方向けのツールと位置付けており、Webアプリケーションを使って協業できる。コントラスト比は3と4.5をサポート、カラーパレット設定だけでなく、フルテーマの生成もサポートする。
Leonardoはオンラインで利用できるほか、ソースコードはGitHubで公開されている。最新版は2月末に公開された「Leonardo 1.2.1」。ライセンスはApache License 2。
Leonardo
https://leonardocolor.io/