米Adobe、オープンソースのSVGコンテンツ用JavaScriptライブラリ「Snap.svg」を公開

 米Adobe Systemsは10月23日、SVGグラフィックスを操作するためのJavaScriptライブラリ「Snap.svg」をオープンソースソフトウェアとして公開した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 Snap.svgは、ベクター画像フォーマットであるSVG(Scalable Vector Graphics)で作成されたコンテンツを操作するためのライブラリ。ベクター画像をWebブラウザ上で作成するためのJavaScriptライブラリ「Raphaël」を作成したDmitry Baranovskiy氏が開発しており、jQueryによるDOM操作のように簡単にSVGデータを操作できることを目的としている。

 Snap.svgではSVGコンテンツの生成および操作が可能で、既存のSVGコンテンツの操作も可能。マスキング、クリッピング、パターン、フルグラデーション、グループ化といったSVGの機能をサポートする。Webデザイナーや開発者をターゲットとし、同社のHTML/CSS/JavaScript作成ツール「Adobe Edge」ツールを補完するものと位置づけている。

 対応Webブラウザは、Internet Explorer 9以降、Safari、Google Chrome、Firefox、Opera。ライセンスはApache License 2.0。

Snap.svg
http://snapsvg.io/

米Adobe Systems
http://www.adobe.com/