「GitLab 12.7」リリース、Windows Shared Runners対応をベータ導入
Gitリポジトリ管理「GitLab」を開発するオランダGitLabは6月22日、最新版となる「GitLab 12.7」を公開した。
GitLabはGitリポジトリ管理やパッケージ管理、設定、モニタリング、DevOps、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)ツールチェーンとしての機能を提供するソフトウェア。オープンソースの無償版のほか、高度な機能とサポートを3段階に分け、Bronze、Silver、Goldとしてサブスクリプション形式でも提供している。
GitLab 12.7は、2019年12月に公開したGitLab 12.6に続く最新版。12系は2019年6月に最初のリリースが公開されている。
パイプラインリソースグループで、共有するパイプラインのリソースを管理できるようになった。パイプラインの並列性を制限してジョブとリソースを効率よく管理できるという。有償版向けの機能としては、「Parent-Child Pipelines」など、パイプラインとチームでスピードと作業効率につながる改善が加わった。
Windows Shared Runnersがベータとして利用できるようになった。CI/CDジョブをWindowsの仮想マシンで動かすことができるもので、自動拡張などの機能も備える。Windows Shared RunnersはGitlab.comと同じGCPインフラ上でホスティングされており、Windows向けChocolateyパッケージマネージャー、Visual Studio 2019 Build Tolls、Microsoft .NET Frameworkなど事前設定済み。
Marge Requestウィジェットで、マージリクエストの実装時間、環境名などの情報を表示するようになった。有償版で利用できる「Code Review Analytics」も強化し、介入が必要なレビューでマージリクエストを簡単に検出できるようになった。
このほかにも多数の強化が加わっている。
オランダGitLab
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