DevOps自動化がGAに、「GitLab 11.0」が公開

 オランダGitLabは6月22日、Gitリポジトリ管理ソフトウェア「GitLab 11.0」を公開した。新機能としてDevOps自動化ツールやソフトウェアライセンスの構成分析ツールなどが導入されている。

 GitLabはGitリポジトリ管理などの機能を備えるプロジェクト管理ツール。オープンソースの無償版と有償のEnterprise版があり、世界で1万以上の企業や組織が利用しているという。

 GitLab 11.0は2017年秋に公開されたGitLab 10系に続くメジャーリリース。バージョン10でベータ版機能として導入したAuto DevOpsがGA(一般利用可能)となった。事前構築されたフル機能のCI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)パイプラインで、デリバリープロセスを自動化する。コードのコミットをトリガーとしてビルドやデプロイを実行でき、運用、モニタリングの自動化に利用できる。

 ソフトウェアのライセンス構成を分析するLicense Managementも新たに導入された。外部のライブラリ、フレームワークなどを含んだプロジェクトにおいて各コンポーネントのライセンスを追跡・管理するための機能で、Merge Requestに組み込むことで自動で依存性を検出する。

 Google Kubernetes Engineのネイティブ統合も強化した。GitLabの実装ボードから直接Kuberntesのポッドログを閲覧可能となルナど、GitLabからKubernetesの管理とモニタリングが容易になった。

 GitLab Web IDEも強化した。CI/CDパイプラインの閲覧が可能になり、パイプラインの失敗がすぐにわかるようになった。また、タスクの切り替えも容易になった。

 GitLab 11.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

GitLab
https://about.gitlab.com/