「Rust 1.40」リリース

 MozillaのRust開発チームは12月19日、プログラミング言語の最新版となる「Rust 1.40.0」公開を発表した。

 Rust 1.40は、11月に公開した「Rust 1.39」に続く最新版。

 マクロと属性を強化し、手続きマクロがマクロを生成できるようになった。手続きマクロを使って型を定義できるようになり、extern { … } ブロックでも使えるようになった。新しいtodo!()マクロも導入した。

 新しい属性として、#[non_exhaustive]が加わった。フィールドや他の変更が将来加わる可能性があることを示す型を宣言できるもので、他のコードが定義を上書きするのを防ぐことができる。

 借用のチェックをしてくれるborrow-checkerが出す警告が、ハードエラーとなった。バージョン1.35で新しいborrow-checkerのNLLがRust 2015に加わったことを受けてのもので、1.39ではborrow-checkerの警告はエラーになっていた。

 ARMのThumb-2 Neon(version 7)など新しいコンパイラターゲットも加わっている。

Rust
https://www.rust-lang.org/