「FreeBSD 12.1」リリース

 FreeBSD開発チームは11月4日、最新安定版となる「FreeBSD 12.1」を公開した。

 FreeBSD 12.1は、2018年12月に公開されたFreeBSD 12系の最初のポイントリリースとなる。

 Cで書かれたSSL/TLSプロトコル(RFC 5246)の実装であるBearSSLをベースシステムにインポートした。OpenSSLはバージョン1.1.1dにアップデートし、clang、llvm、lld、lldb、compiler-rt、libc++は最新の8.0.1となった。

 ユーザーランドでは、gzipユーティリティがアップデートされ、「-l」オプションがXZ形式に対応した。zfsでは、ブックマーク向けのsendサブコマンドと合わせて「-v」、「-n」、「-P」フラグのサポートなどが加わった。

 ランタイムライブラリではOpenMPライブラリlibompが加わった。

 このほか、lldリンカがi386でデフォルトで有効となり、fusefsドライバを一新して性能が強化されるなど多数の細かな強化が加わっている。セキュリティ修正も加わっている。

FreeBSD
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