「FreeBSD 11.2-RELEASE」が公開

 The FreeBSD Release Engineering Teamは6月27日、オープンソースのBSD系OS「FreeBSD 11.2-RELEASE」を発表した。

 FreeBSDはBSDから派生したOSで、高度なネットワーキング、セキュリティ、ストレージ機能を特徴とする。サーバー、デスクトップ、組み込み向けで、性能と安定性にフォーカスしている。

 FreeBSD 11.2-RELEASEは2016年秋に公開されたバージョン11系の最新安定版。提供するソフトウェアがアップデートされ、デスクトップ環境ではKDEが4.14.3、Gnomeが3.18.0になり、そのほかclangやllvm、lldb、compiler-rtなども3月に公開されたバージョン6にアップデートされた。また、OpenSSHは7.5p1に、OpenSSLは1.0.2oにそれぞれアップデートされた。

 libarchiveとlibxoの両ライブラリは3.3.2、0.9.0となった。特定のDTraceプローブのトリガプロセスを見るdwatch、EFIブートマネージャーの操作ができるefibootmgr、El Toritoブートカタログ情報を閲覧できるetdumpなどのユーティリティが加わった。

 FreeBSD 11.2-RELEASEはプロジェクトのWebサイトなどから入手できる。

FreeBSD
https://www.freebsd.org/