FreeBSDベースのファイアウォール「OPNsense 19.7」リリース
FreeBSDベースのファイアウォール「OPNsense」開発チームは7月17日、「OPNsense 19.7」(開発コード「Jazzy Jaguar」)を公開した。
OPNsenseはオランダ・Decisoが開始したオープンソースプロジェクト。FreeBSDをベースとし、簡単に設定や操作を行えるGUIを備える。2段階認証、キャプティブポータル、VPN、TCP/HTTPロードバランサー、レポート・分析といった機能を持ち、Google Driveへのバックアップも可能。Let’s Encrypt証明書の発行もサポートする。ライセンスは2条項BSDライセンス。
OPNsense 19.7は、1月に公開したバージョン19.1に続く最新版。
ファイアウォールのルールを自動的にリストするなど、統計や可視化に関連する機能を強化したほか、ライブログや自動ルール作成のためのファイアウォールルールロケーターが導入された。ゲートウェイ処理やスイッチング処理は書き直され、またSyslog-ng経由でのリモートログのサポート、RouteベースのIP Sec(IPsec)Virtual Tunnel Interface(VTI)のサポートなども加わった。エイリアスでのJSONのインポートとエクスポートも強化された。
プラグインではNetdata、WireGuard、Maltrail、Mail-Backup(PGP)が加わり、パケットフレームワークNetmapではVirtIOなどをサポートした。
このほかにも多くの細かな機能が加わっている。
OPNsense
https://opnsense.org/