「FreeBSD 12.0-RELEASE」が公開

 The FreeBSD Release Engineering Teamは12月11日、「FreeBSD 12.0-RELEASE」を公開した。

 FreeBSDはサーバー用途だけではなく、組み込み端末やデスクトップなど幅広い用途に向けたBSD系のUNIX OS。FreeBSD 12.0-RELEASEは2016年に公開されたFreeBSD 11.0-RELEASEに続く最新のメジャーリリースとなる。

 OpenSSLがバージョン1.1.1a(LTS)に、OpenSSHが7.8p1にアップグレードされた。また、Clang/LLVM/LLD/LLDB/compiler-rt/libc++が8月に公開されたバージョン6.0.1にアップデートされた。DNSサーバーのUnboundは1.8.1となり、DANE-TAがデフォルトで有効となった。

 NUMAオプションがamd64 GENERICとMINIMALカーネル設定でデフォルトで有効となった。現行のハードウェアでのグラフィックサポートも強化した。

 bsdinstallユーティリティで、インストールオプションとしてUEFI+GELIをサポートした。カーネル設定オプションのVIMAGEがデフォルトで有効になった。

 UFS/FFSファイルシステムはTRIM/BIO_DELETEコアンドを統合するなどのアップデートが行われた。ハイパーバイザーbhyveもアップデートされ、NVMeデバイスエミュレーションが加わるなどの強化が図られた。

 このほかにも多数の細かな機能が加わっている。

 FreeBSD 12.0-RELEASEはamd64(x86_64)、i386(x86)、ia64、powerpc、powerpc64、sparc64などに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

FreeBSD
https://www.freebsd.org/