Node.jsベースのGUIアプリケーションフレームワーク「Electron 7.0」リリース
米GitHubのElectron開発チームは10月22日、オープンソースのアプリケーション開発フレームワーク「Electron 7.0.0」のリリースを発表した。
ElectronはChromiumとNode.jsをベースとし、HTML、CSS、JavaScriptといったWeb技術でデスクトップアプリケーションを開発できるフレームワーク。作成したアプリケーションはWindowsやmacOS、Linuxなどの環境向けにリリースできる。自動更新、デバッグなどの機能も備える。
Electron 7.0は7月末に公開されたElectron 6.0に続く最新版。Chromium 78,、V8 7.8、Node.js 12.8.1など、使用しているフレームワークやライブラリが最新版にアップデートされている。
また、非同期のリクエスト/レスポンス的なIPC(InterProcess Communicationfaster)を実現するipcRenderer.invoke()とipcMain.handle()が加わった。メインとレンダラープロセスのやりとりに使われていたremoteモジュールで問題があったことから、今後は新しいIPCを利用するよう推奨している。
OSのテーマと色スキームの変更を読んで反応するnativeTheme APIを導入した。新しいTypeScript Definitionsジェネレーターに切り替わり、より正確な定義が可能になるという。また、Windows on Armの64ビット版リリースが加わった。
Electron 7.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Electron
https://electronjs.org/