テキストエディタ「Atom 1.24」リリース、リードオンリーモードや細かな性能・機能向上が行われる
テキストエディタ「Atom」の開発チームは2月13日、最新版「Atom 1.24」を公開した。リードオンリー属性の導入、コンテキストメニューの非同期対応などの機能が加わっている。
Atomは米GitHubが開発・公開しているしオープンソースのテキストエディタ。Node.jsおよびGUIアプリケーションフレームワーク「Electron」を使って実装されている。パッケージマネジャーの統合やクロスプラットフォーム対応、自動入力補完、ファイルシステムのブラウジング、複数のペイン、検索と置換といった機能を備える。
Atom 1.24は2017年12月に公開されたバージョン1.23に続くリリース。Electronはバージョン1.7.11にアップグレードされた。
テキストエディタで、開いたファイルの変更を禁止する「readonly」設定が加わった。コードをシンタックスハイライト付きで閲覧したいが、改変は行いたくないといったケースに便利だとしている。
UI関連では、右クリックのコンテキストメニューが非同期となり、メニュー表示と同時に他の処理やレンダリングを継続して行うようになった。大規模なコードのフォールディング(折りたたみ)とアンフォールディング(展開)の際の自動スクロールも可能となった。フォールディングオペレーションの後でもカーソル位置を維持でき、ナビゲーションを改善する。
また、シンタックスハイライトやフォールディングのためのLanguageMode APIを導入した。エディタのトークン化メカニズムの変更を計画しており、それに向けたもの。文法設定に関する既存のAPIが変更されるが、その第一弾としている。
Atom 1.24はWindowsおよびMac OS X、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
Atom
https://atom.io/