「Kotlin 1.3.5」リリース

 チェコJetBrainsのKotlin開発チームは8月22日、プログラミング言語の最新版となる「Kotlin 1.3.50」を公開した。

 Kotlinはオプジェクト指向プログラミング言語。Javaを改良した言語として開発がスタートし、静的型付け、安全性、簡潔さなどの特徴を持ち、実装されたコードはJava仮想マシンやAndroid上で実行できる。また、KotlinコードをJavaScriptコードに変換する機能も提供されている。GoogleはKotlinをAndroidアプリ開発の推奨言語としている。

 Kotlin 1.3.5は、2018年10月に公開されたバージョン1.3の最新のポイントリリース。安定性とツール関連を強化した。Duration and Time Measurement APIをプレビューとして実装し、Gradle Kotlin/JS projectsで、外部宣言のコンバーターDukatを使用時にnpm依存性向けの外部宣言が可能になった(実験扱い)。Java-Kotlinコンバーターの改善も進めた。

 「IntelliJ IDEA Ultimate」におけるKotlin/Nativeコードのデバッグプラグインを用意した。また、マルチプラットフォームプロジェクトにおいてJavaコンパイルをサポートした。

 Kotlin 1.3.5はプロジェクトのWebサイトより入手できる。次期1.4に向けて、Null-checkの最適化などに取り組んでいることも明かしている。

Kotlin
https://kotlinlang.org/

https://blog.jetbrains.com/kotlin/2019/08/kotlin-1-3-50-released/