「GCC 9.2」リリース

 The GNU ProjectとThe GNU Compiler Collection(GCC)開発者は8月12日、コンパイラ集「GCC 9.2」を公開した。9系の最新のバグ修正リリースとなる。

 GCCは元々はGNU operating system向けのコンパイラ(GNU C Compiler)として開発がスタートしたもの。C/C++、Objective-C、Fortran、Ada、Goなどさまざまな言語に対応するようになったために名称をGNU Compiler Collectionに変更した。コンパイラのほか各種言語向けのライブラリ、フロントエンドなども提供する。

 GCC 9.2は5月に公開したGCC 9.1に続く最新版。9系では最初のバグ修正リリースとなる。

 aarch64に関するバグが修正された。AMD Zen 2では新しいスケジューラーモデル向けに”-march=znver2″オプションを強化した。性能に関する修正も加わっている。

 GCC 9.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。 

The GNU Compiler Collection
https://gcc.gnu.org/