「GCC 7.4」が公開、バグ修正が中心のマイナーリリース

 GCC(GNU Compiler Collection)開発チームは5月2日、コンパイラコレクション「GCC 7.4」を公開した。バージョン7系の最新版となり、200近くのバグが修正された。

 GCCはC/C++/Objective-C、Fortran、Ada、Goなどさまざまな言語向けに対応するコンパイラおよびライブラリ、フロントエンドなどから構成されるコンパイラ集。

 GCC 7.4は2017年6月に公開されたバージョン7系の最新版。1月に公開された7.3系に続くリリースで、約190件のバグが多数修正された。なおGCC開発チームは5月、最新のメジャーアップグレードとなる8系(GCC 8.1)を公開している。

 インターナルコンパイラエラー(ICE)におけるバグが多数修正された。また、spread_componentsにおけるメモリリークにつながるバグなど深刻なものもある。libstdc+、fortranでも多数の不具合が修正されている。

 GCC 7.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

GNU Compiler Collection
https://gcc.gnu.org/