「GCC 8.3」リリース
GNU Compiler Collection(GCC)開発チームは2月22日、最新安定版となる「GNU Compiler Collection(GCC) version 8.3」の公開を発表した。約150件のバグを修正したポイントリリースとなる。
GCCは「GNU C Compiler」として開発が始まったコンパイラ集。その後C++、Objective-C、Goなど複数の言語をサポートするようになったため、「GNU Compiler Collection」に名称が変更された。
GCC 8.3は2018年5月に公開した8系のバグ修正リリース。GCC 8系ではすでに7月に最初のポイントリリースとなる8.2が公開されており、それに続くものとなる。
合計で153件のバグが修正された。その中には、C++で内部コンパイラエラー(ICE)を引き起こすバグ、ENDBRが生成されないバグなどがある。また、WindowsでC++ Microsoft ABIビットフィールドレイアウトの不具合も修正した。
GCCプロジェクトは春に公開予定の次期メジャーリリースGCC 9に向けての作業を進めている。
GNU Compiler Collection(GCC)
https://gcc.gnu.org/