テキストエディタAtom、開発中の最新コードを利用できるNightlyチャネルの提供を開始
米GitHubのテキストエディタAtomの開発チームは6月21日、最新のリリースチャンネルとしてAtom Nightlyを用意することを発表した。最新の機能を試せるリリースチャンネルとなる。
AtomはGitHubが開発し、オープンソースで公開しているテキストエディタ。WindowsおよびmacOS、Linuxで動き、スマートな自動入力補完、複数ペイン、ファイルシステムのブラウジング、検索/置換などの機能を持つ。カスタマイズ性にも優れ、パッケージ管理機能も備える。最新版は6月17日に公開した1.38.2。
Atomは安定版をほぼ毎月リリースしており、並行してベータ版もリリースしていた。一方で、開発中の最新コードベースを試すためにはリポジトリをクローンしてビルドする必要があった。Nightlyはこの問題を解決するもので、マスターブランチにマージされたバグの修正や新機能を含んだバイナリをいち早く提供する。これを利用することで、開発の方向性に影響を与えたいユーザーは最新の機能を試すことができる。
なお、Linux向けでは自動アップデートをサポートしていないので、公式のDebianまたはrpmリポジトリを使って手動でアップデートを実行する必要がある。またWindowsでは、現時点ではAtomの安定版/ベータとNightlyを平行してインストールすることはできない。
Atom
https://atom.io/
Atom Nightly
https://atom.io/nightly