長期サポート版の「HHVM 4.8」が公開

 米FacebookのHack言語の実行環境「HHVM」開発チームは6月3日、最新版「HHVM 4.8.0」を公開した。約48週間サポートされるLTS(長期サポート)版となる。

 HHVM(HipHop Virtual Machine)はJITコンパイラベースの仮想マシン。Hackの実行エンジンとして開発されており、Hackで書かれたプログラムを高速に実行できるとしている。

 HHVM 4.8は5月末に公開されたバージョン4.7に続く最新版。XHPの属性が必要であることを示す@lateinitを使えるようになった。@requiredと同じだが、設定により振る舞いが異なる。

 .hhconfigオプションのdisable_unsafe_exprおよびdisable_unsafe_blockのサポートが加わった。また、HSL 4.7で値をラッピングするクラスも加わった。型チェッカーの振る舞いなど後方互換性のない変更も加わっている。

 HHVM 4.8はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。なお、4.8公開により、3.27、4.2はサポート対象外となる。3.30、4.3〜4.7は継続してサポートされる。

HHVM
https://hhvm.com/