「GNU Emacs 26.2」リリース、Unicode 11をサポート
フリー/オープンソースのコードエディタ「GNU Emacs」開発チームは4月12日、最新安定版となる「GNU Emacs 26.2」を公開した。Unicode 11.0のサポートなどが加わっている。
GNU Emacsはフリーソフトウェアとして開発されているテキストエディタ。Lispの方言であるEmacs Lispを使って各種機能が実装されており、高い拡張性を備えているのが特徴。GNU/Linux、Windows、macOSで利用できる。
GNU Emacs 26.2は2018年5月末に公開されたバージョン26.1に続く最新版。大きな強化点としては、2018年2月に公開されたUnicode 11.0をサポートした点がある。また、ディレクトリ/ファイル一覧の表示やそれらに対する各種操作を行えるDiredモードではカレントディレクトリ内のファイルを.tar.gz形式で圧縮したり、.tar.gz形式ファイルを展開する「Z」コマンドが加わった。バージョン管理ツールMercurialのサポートも改善されている。
GNU EmacsのソースコードやWindows向けバイナリはGNUミラーサイトなどから入手できる。また、macOS向けバイナリは「Emacs For Mac OS X」から入手できる。
GNU Emacs
https://www.gnu.org/software/emacs
Emacs For Mac OS X
https://emacsformacosx.com/