米Microsoft、Chromiumベースの「Microsoft Edge」プレビュー版を公開

 米Microsoftは4月8日、Webブラウザ「Microsoft Edge」のChromiumを土台としたバージョンを初めて公開した。プレビュー版という位置付けで、MicrosoftのEdge InsiderよりWindows 10向けのCanaryおよび開発者向けビルドを入手できる。

 Microsoftは2018年末、それまで独自に開発していたWindows 10向けWebブラウザ「Edge」をChromiumベースにする方針を明らかにしていた。Chromium採用の目標は、Chromiumコミュニティと協業してWebの互換性を改善することでWeb開発者にとってのWeb分断化を防ぐためと説明している。

 今回公開したプレビュー版(Canary)と開発者向けビルドは基本的機能にフォーカスしているが、すでにデザイン、サポートする拡張、サインインプロフィールなどで違いを感じることができるとしている。今後、幅広い機能のサポートを進めていく。

 今回公開したプレビュー版は毎週アップデートされ、将来的にベータ版も公開する。Mac版、Windows 10以外のWindowsバージョン向けについても今後公開するという。

 Microsoftは合わせて、Chromiumオープンソースプロジェクトへの還元として、アクセシビリティ、タッチ、ARM64などの貢献を開始したことも明らかにしている。Chromiumプロジェクトを開始した米Googleをはじめとしたコミュニティと協業を進めていくという。

Microsoft Edge Insider
https://www.microsoftedgeinsider.com/en-us/?form=MO12FO&OCID=MO12FO