「Chef」が100%オープンソースに
設定管理ツール「Chef」を開発する米Chefは4月2日、Chefソフトウェアを完全にオープンソースとして公開することを発表した。ライセンスはApache License 2.0で、商標ポリシーが守られている限りソースコードの使用、配布、収益化に制限を設けないという。
Chefはこれまでコア部分のみがオープンソースとして提供されていたが、今回プロダクトコードのすべてをオープンソースとする。これによりコミュニティの目標とChefの目標を連携させることができ、より良いソフトウェアの構築につながると期待を寄せている。
ライセンスは、Chef Infra、Chef InSpec、Chef Habitatと一貫性のあるApache License 2を採用、商標ポリシーが守られている限り、ソースコードの使用、配布、収益化に制限を設けないとしている。今後、Chefチームが生成するソフトウェアはすべてオープンなリポジトリに入り、ロードマップなどの製品開発プロセスについてもオープンにしていくという。
今回の変更について、「これまでさまざまなオープンソース、コミュニティ、商用モデルから学んだ結果」である、「最高のソフトウェアはそのソフトウェアを使う人との協業とともに作成されたソフトウェアだと考えている」と説明している。
新しいオープンソースポリシーは同日より有効。Chefは合わせて、企業顧客向けのサブスクリプションサービス「Enterprise Automation Stack」も発表した。企業はこれを利用してアプリケーションライフサイクルを迅速に、安全に反復性のある形で回すことができる自動化システムとなる。
Chef
https://www.chef.io/