米Chef、DevOpsワークフローの商用パッケージ「Chef Automate」を発表

 オープンソースの設定管理ツール「Chef」を開発する米Chefは7月12日、最新の商用製品「Chef Automate」を発表した。オープンソースの「Chef」と同社の主要製品を組み合わせて単一の製品にしたもので、DevOpsワークフローを提供するとしている。

 Chef Automateは、継続的実装パイプライン、セキュリティと規制遵守のための自動テスト、それらの可視化機能を組み合わせた包括的な製品。これを利用して、企業はソフトウェア配信プロセス全体でこれまで以上の制御とコラボレーションが可能になるとしている。

 具体的には、インフラおよびクラウド実装を自動化するChefを土台に、規制遵守ポリシーをエンコードする「InSpec」、アプリケーション自動化の「Habitat」を組み合わせたもの。継続的実装のための共有のワークフローパイプライン「Chef Delivery」、セキュリティと規制遵守の「Chef Compliance」も含む。

 これら既存製品に加えて、「Visibility」として、Chefが管理する全てのリソースを単一のインターフェイスから高度に分析できる機能が加わった。企業はDevOps的にインフラの管理を自動化したり、クラウドへのマイグレーションを簡素化できる。また、セキュリティ、継続的デリバリーの自動化などの機能も利用できるという。

Chef Automateは年間サブスクリプション形式で提供する。Chefは合わせて認定プログラムなども発表している。

Chef
https://www.chef.io/