インフラ管理自動化のためのツールキット「Chef DK 3」リリース、Chef 14に対応
米Chef Softwareは5月21日、Chefによるインフラストラクチャ管理のためのツールキット「Chef Development Kit(DK) 3.0」を公開した。Chefのバージョンが最新の14となり、最新機能を活用できる。
Chef Development Kit(DK)はインフラストラクチャ管理を自動化するツールであるChefを利用してサーバーやアプリケーションの設定を行うためのコードを記述するのに必要なツールをまとめた開発キット。Chef、Berkshelf、Test Kitchen、ChefSpec、Delivery CLIなどのツールが含まれている。
Chef DK 3.0では、4月に公開したChef 14をサポートし、性能とワークフローの強化を活用できるようになった。Chef 14ではChef DSLにネイティブに利用できるリソースが30種類近く含まれているほか、WindowsとmacOS管理のサポートも改善している。Red Hat Systems Manager(RHSM)もネイティブに管理できる。
監査・自動化テストフレームワークのInSpecはバージョン2となった。スキャンの対象がサーバーから拡大し、クラウドAPIに直接接続してサーバーとサービスの設定を調べられるようになった。Microsoft Azure及びAmazon Web Servicesのツールも利用できる。
Berkshelfはバージョン7に、openSSLが1.0.2oになったほか、細かな機能強化が多数加わっている。
米Chef Software
https://www.chef.io/