米Chef、Chef環境設定ツール「Chef Workstation」をGAに

 米Chefは10月16日、Chefを利用するための環境構築ツール「Chef Workstation」を一般公開(GA)にしたことを発表した。合わせて、テストフレームワーク「Chef InSpec」も最新のメジャーリリースを公開している。

 Chef WorkstationはChefが5月に発表した、Chefを利用するために必要なソフトウェアを一括インストールできるツール。WindowsおよびmacOS、Linuxに対応する。サーバーに対してアドホックなタスクを実行できるツール「chef-run」、Chef開発・テスト環境構築の「ChefDK」で構成され、SSHまたはWinRM経由で設定の変更を直接システムに適用できる。ソフトウェアインストール、設定ファイルの更新、パッチ適用、サーバー再起動などが典型的なシナリオとしている。

 Chef機能を盛り込んだ自動化のためのスイート「Chef Automate」と統合されており、Chef AutomateダッシュボードでChef Worksationが生成したオペレーションを見ることができる。

 Chefは同日、テストフレームワークの「InSpec」の最新版となる「InSpec 3.0」も公開している。セキュリティコンプライアンスとコンプライアンスのチェックができるもので、バージョン3は2月に公開したInSpec 2.0以来のメジャーリリースとなる。プラグイン作成、インストール、検索が可能になるなどの変更が加わっている。

米Chef
https://www.chef.io/