「Firefox 66」リリース、自動再生の音声がデフォルトでオフに

 Mozillaは3月19日、「Firefox 66.0」を公開した。自動再生される動画コンテンツの音声がデフォルトでオフになるなどの機能が加わっている。

 Firefox 66は1月末に公開されたFirefox 65に続く最新版。新機能としては、ページのロード時に自動再生されるような動画コンテンツの音声がデフォルトで消音される「Block Autoplay」を導入した。自動再生動画の音声を有効にしたい場合は、ブラウザのアドレスバーにある情報マーク(i)をクリックして、「permissions」で「Autoplay sound」を「許可する」に設定する。Block AutoplayはAndroid版でも搭載されている。

 また、ページの閲覧中に広告や画像が読み込まれた場合にそれによってコンテンツが画面外に押し出されるようなケースを防ぐスクロールアンカリング機能も導入された。検索も改善され、複数のタブを開いた状態でのタブ検索でこれまでの「%」とキーワードによる検索に加え、ブラウザ上部右にある「タブの一覧表示」から「タブを検索」を指定して検索できるようになった。また、プライベートブラウジングモードで新たにウィンドウを開いた際に検索エンジンを選択できるようになった。Google、Bing、Amazon.com、DuckDuckGo、eBay、Twitter、Wikipediaから選択して設定できる。

 Firefoxは証明書をチェックして安全ではないWebサイト訪問時にセキュリティ警告を表示しているが、この警告を分かりやすくした。拡張も強化し、Firefoxデータベースに拡張の設定を保存することで性能を改善するという。

 「Project Fission」として進めてきたメモリオーバーヘッドを削減する取り組みも採用された。これによってWebコンテンツの読み込みの高速化が期待できる。

 このほかにも細かな機能改善やバグの修正が加わっている。

 Firefox 66はデスクトップ版(Windows、Linux、macOSに対応)とAndroid版をプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/