「Nextcloud 15.0」リリース、Mastodon連携といったソーシャル機能を導入

 Nextcloud開発チームは12月10日、オープンソースのオンラインストレージプラットフォーム最新のメジャーリリース「Nextcloud 15.0」を発表した。ソーシャル機能の導入、2要素認証の強化などが加わった。

 Nextcloudはファイル共有やコラボレーション機能を提供するソフトウェア。自分が管理するサーバーでDropboxなどのようなオンラインストレージを構築できる。同様のオンラインストレージソフトウェアを開発していたプロジェクトのownCloudからフォークして生まれたプロジェクトで、ファイルの共有だけでなくスケジュールや連絡先の共有・同期機能も持つ。

 Nextcloud 15は、9月にリリースされたバージョン14に続くメジャーリリースで、大きな新機能として「Nextcloud Social」がプレビュー導入された。Nextcloudを分散ソーシャルネットワークの1ノードとして利用できる機能で、「Mastodon」や「Frendica」といった分散型SNSとの連携に対応する。自身が管理するNextcloud上に登録したプロフィールをこれらSNSで利用したり、Nextcloud経由でこれらSNSへの投稿を行うことができる。

 2要素認証も新しくなり、2要素認証が利用できない状況ではシステム管理者向けのワンタイムコードが発行されるようになった。また、携帯電話での通知も認証要素として利用できるようになった。電話またはデスクトップクライアントでログインを承認できるため、コード入力の手間を省略できる。これらに加え、管理者が2要素認証の管理と強制を全体あるいはグループ単位で行えるようになった。

 セキュリティ面では、より厳格なContent Security Policy(コンテンツセキュリティポリシー)を導入した。クロスサイドスクリプティングの脆弱性から保護できるという。また、オンラインドキュメントで提携しているCollabora Onlineとの協業を強化し、オンラインドキュメントの編集機能の統合も進めた。ツールバーの色やアイコンなどデザイン、HiDPIサポート、Filesアプリのサムネイルのレンダリングも改善した。

 共有とコラボレーションでは、共有リンクの数の上限がなくなった。また、変更ができないシェアビューのみの設定が可能になり、共有メニューがスマートになった。グループフォルダの統合も強化したという。

 このほか、Nextcloud Filesアプリの強化、ワークフローなどで多数の強化が加わった。

 Nextcloud 15はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Nextcloud
https://nextcloud.com/