ドキュメント管理ツール「GNU OrgaDoc 1.0」リリース

 GNU OrgaDoc開発チームは11月20日、「GNU OrgaDoc 1.0」を公開した。rsyncコマンドやファイル同期ツール「unison」を使ってドキュメント群をコンピュータ間で簡単に複製・保持できるもので、別途データベースなどを用意することなしに利用できるという。

 GNU OrgaDocは複数のコンピュータの間でドキュメントのプールを複製したり維持するためのソフトウェア。ドキュメントの同期はrsyncまたはunisonを利用し、またドキュメントのリストやインデックスなどを作成する機能も備える。

 ドキュメント管理にはXMLベースの設定ファイルを利用する。この設定ファイルに基づいてHTML形式のインデックスファイルを生成できるほか、ドキュメント情報をBibtexやLatex向けに出力したり、JSONやプレインテキスト、Ast(ASCII)形式でインデックス情報を出力できる。

 本バージョンでは、今までEiffel言語で実装していたコードがC89で書き直されたたか、ビルドシステムも変更した。ドキュメンテーションを書き直し、TODOドキュメントを削除、orgadoc-init-readmeでマージオプションが加わった。

 GNU OrgaDocはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

GNU OrgaDoc
https://www.gnu.org/software/orgadoc/