「Grunt CLI 1.3」リリース

 JavaScript向けのタスクランナー「Grunt」開発チームは8月15日、Gruntのコマンドラインインターフェイス(CLI)の最新版「Grunt CLI 1.3.0」を公開した。

 GruntはJavaScript開発者向けの自動化ツール。Gruntfileという設定ファイルに記述した内容に従って、反復して実行されるような作業を自動化できる。高速な処理、プラグイン構造によるエコシステムなどが特徴で、Twitter、jQueryなどが利用しているという。Gruntは4月、バージョン1.0をリリースしている。

 Grunt CLIはGruntを操作するためのコマンドラインインターフェイスで、今回のリリースは4月に公開したバージョン1.2に続くリリースとなる。

 Gruntfileは今までJavaScriptもしくはCoffeeScriptのみ記述できたが、本バージョンからはTypeScriptやBabelなど任意の言語でGruntfileを作成できるようになった。適切な拡張子をつけて適切なインタープリタをインストールすれば、Grunt CLI側で翻訳して実行される。

 一方、CoffeeScriptでの記述では、対応するCoffeeScriptのバージョンが1.10.0以下となった。また、自動インタープリタが非推奨となるなどの変更点に留意する必要もある。

Grunt
https://gruntjs.com/