米Google、Javaアプリケーションをコンテナ化するツール「Jib」を公開
米Googleは7月9日、Javaアプリケーション向けにコンテナイメージを構築するツール「Jib」を公開した。Javaアプリケーションをコンテナ化し、クラウドネイティブ環境で動かすことができる。
JibはJavaプログラムをDockerなどで利用できるコンテナにパッケージするツール。Maven、Gradle向けのプラグインとして提供され、Dockerとコンテナ標準化団体OCI(Open Container Initiative)の仕様に準拠したイメージを構築できる。
これまでJavaアプリケーションをコンテナ内で実行させるには、Dockerデーモンが動作する環境を用意した上で手動でDockerfileを作成し、ビルドを実行して作成したイメージをイメージレジストリにプッシュするという作業が必要だった。Jibはこれを簡素化するもので、Docker環境の構築やDockerfileを作成することなしに簡単にコンテナイメージを構築できるという。
Jibは現在バージョン0.9.4が最新版。プロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはApache License 2。