CoreOS Container LinuxとFedora Atomic Hostが合体、「Fedora CoreOS」プロジェクトへ

 Fedora Projectが6月20日、「Fedora CoreOS」プロジェクトを発表した。CoreOS Container Linux(CL)とFedora Atomic Hostの良いところを組み合わせ、コンテナ化されたワークロードを安全に動かすことができるコンテナホストを作成するとしている。

 Fedora CoreOSはFedora Projectの最新のプロジェクト。小規模でフォーカスを絞ったベースを持つOS向けコンポーネントを目指し、CoreOSのアップストリームとしての役割を持つ。

 CoreOSのContainer Linux(CL)、FedoraのAtomic Hostの取り組みは類似性が多く、同じようなユースケースをターゲットとしていたことから合体させることにしたという。お互いから良いところを組み合わせるとしており、例えば、CLのプロビジョニングツール「Ignition」とProject AtomicのSELinuxハードニングの合体などを挙げている。

 Fedora CoreOSプロジェクトのFAQでは、今後約1年間でFedora Atomic HostやCLをFedora CoreOSにリプレースすると説明している。ただし、CLはインストール件数が多いことから最低でも2019年の間はサポートを継続するという。なお、Project Atomicについてはプロジェクトの名称は2018年内に終了となり、Buildah、Cockpitなど成功しているプロジェクトにフォーカスするとのことだ。

Fedora CoreOS
https://coreos.fedoraproject.org/