独自のソフトウェアリポジトリを導入した「GhostBSD 11.1」リリース

 FreeBSDをベースとするディストリビューション「GhostBSD」の開発チームは11月16日、最新のメジャーリリースとなる「GhostBSD 11.1」リリースを発表した。GhostBSDソフトウェアリポジトリの導入などの機能が加わっている。

 GhostBSDはFreeBSDをベースとしたOS。セキュリティ、安定性などのFreeBSDの特徴を活用し、シンプルさ、使いやすさで強化を加えた。シンプルなインストーラーを持ち、デスクトップ環境はMATEとXFCEから選択できる。修正BSDライセンスの下で公開されている。

 GhostBSD 11.1は、2015年9月に公開されたバージョン10系に続く最新のメジャーリリース。

 FreeBSDのソフトウェアパッケージリポジトリに代わって、独自のリポジトリを導入した。GhostBSDはデスクトップをターゲットにしているがFreeBSDはサーバー向けであることが最大の理由だが、GhostBSD固有のアプリケーションをpkg経由でアップデートできるようになるなどのメリットも挙げている。なおこの変更のため、11.1のリリースは予定より遅れた。

 インストーラーを強化し、USBフルディスクミラリングオプション、MBRとGPTオプションなどが導入された。XFCEではWhisker Menuがデフォルトのアプリケーションメニューとなり、VMware Workstation Guestのサポートも強化した。

 また、XFCEのサウンドプラグインやインストールなども改善された。インストーラーではZFSディスク、パーティションリストなどが正確に表示されるようになった。このほか多数の不具合も修正されている。

 GhostBSD 11.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

GhostBSD
http://www.ghostbsd.org/