「NetBSD 7.1.2」リリース

 UNIXライクなオープンソースのOS「NetBSD」を開発するThe NetBSD Projectは3月19日、最新安定版となる「NetBSD 7.1.2」を3月15日にリリースしたことを発表した。バグ修正が中心のポイントリリースとなる。

 NetBSDは高速性、安全性、高い移植性などを特徴とするUNIX系OS。サーバー、デスクトップ、モバイル端末、組み込みデバイスと幅広い用途に利用できる。

 NetBSD 7.1.2は、2017年3月に公開されたNetBSD 7.1のポイントリリース。セキュリティでは、IPsecにおける遠隔からのDoS攻撃につながる可能性のある脆弱性、メモリ破損の脆弱性が修正された。

 このほかの変更としては、LSRRとSSRRの両ソースルーティングがデフォルトで無効となり、svr4/svr4_32/ibcs2/freebsdがモジュールの自動ロードリストから削除され自動で読み込まれなくなった。カーネルモジュールにおける重複したシンボルの検出を修正したほか、すべてのポートでcompat_svr4とcompat_svr4_32がデフォルトで無効となった。

 IPv6、ipfilter、ipsecなどでも細かな修正が加わっている。

The NetBSD Project
https://www.netbsd.org/