PHPフレームワーク「Symfony 4.1」リリース
PHPフレームワーク「Symfony」の開発チームは5月30日、最新の安定版「Symfony 4.1.0」を公開した。Messengerコンポーネントの導入などの機能強化が加わっている。
Symfony 4.1は、2017年11月に登場した4系初のポイントリリースとなる。機能強化としては、アプリケーションとメッセージをやり取りできるコンポーネントとしてMessengerが加わった。メッセージバス、ルーティングなどの機能に加え、AMQPアダプター、MessageHandlerInterface、メッセージを確認するミドルウェアなどがある。
また、PHPのvar_dump()よりも高度な代替としてdump()関数を提供するVarDumperが加わった。Serializerは性能を強化し、最大で40%の高速化が図れるという。
コンソールでは、高度なアウトプットコントロールを導入、アウトプットのさまざまなパーツを同時にアップデートできるという。コマンドラインの入力を間違えた時に表示されるエラーメッセージとともにコマンドを提案するが、これを自動的に走らせることができるようになった。テーブルの種類としてboxおよびbox-doubleが加わった。
フォームやセッションなども強化され、AbstractControllerにおける不具合などバグも修正されている。
Symfony
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