「PHP 7.1」リリース、型関連の機能を強化

 PHP開発チームは12月1日、プログラミング言語の最新版「PHP 7.1.0」をリリースした。Nullable型が導入されたほか、関数の戻り値としてvoidを指定できるようになるなど、多数の新機能が加わっている。

 PHP 7.1は、2015年12月に公開されたPHP 7.0に続く最新安定版となる。新機能として、戻り値の型指定でvoid(返り値なし)を指定できるようになった。これまでは任意の戻り値を指定できたが、戻り値なしは指定できなかった。ほかのプログラミング言語と同じようにエラー確認などの目的でvoidを戻り値として利用できる。戻り値としてvoidを返す場合、関数内でreturnを省略するか、空のreturnを使う必要がある。

 パラメーターや返り値の型宣言でNullable型(Null許容型)を導入した。型の前に「?」を付けることで型がnullであることを示すことができる。またIterable擬似型も導入された。callableと同じようなもので、単一の型ではなく複数の型を受け付けることができる。

 マルチcatchとして、例外のcatchを複数扱うことができるようになった。異なるクラス階層から発する例外を同じように処理できるという。これまでメソッドとプロパティで修飾子を利用できたが、これをクラス定数でも利用できるようになった。クラス定数にアクセス権を指定できるようになり、メソッドとプロパティの可視化や一貫性を改善できる。

 このほかlistにキーを指定できるようになり、配列の値を取り出せるようになった。また、listを角括弧で書けるようになった。この他、非同期シグナルハンドリングとして、pcntl_async_signals()を追加。tickを使わない非同期シグナルハンドリングを有効化できるという。

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