米Red HatがCoreOSを買収へ、コンテナとKubernetes分野を強化
米Red Hatは1月30日、コンテナ向けディストリビューションなどで知られる米CoreOSを買収する計画を発表した。買収金額は2億5000万ドル、Kubernetesとコンテナ関連のポートフォリオを強化する狙い。
CoreOSはコンテナインフラの自動化と安全化を行う「CoreOS」、Kubernetesの商用ソリューション「Tectonic」、分散システム向けのキーバユーストア「etcd」などの技術を持つベンチャー企業。2013年に創業、コンテナレジストリの「Quay」などのプロジェクトも持ち、Kubernetesの母体であるLinux Foundation傘下のCloud Native Computing Foundation(CNCF)に貢献したアプリケーションコンテナエンジン「rkt」はコンテナ標準化の取り組みOpen Container Initiative(OCI)の加速に役立っている。
Red Hatはコンテナ分野では、コンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」などの製品を持ち、CoreOS買収によりポートフォリオを強化する。これにより、モダンなアプリケーションの実装とハイブリッドクラウドプラットフォームの受け入れと開発を加速させるとする。
CoreOSは、エンタープライズレベルのコンテナ化されたインフラと自動化されたオペレーションの提供を加速できるとしている。
買収完了は2018年2月中に完了を見込む。
米Red Hat
https://www.redhat.com/
米CoreOS
https://coreos.com/