オープンソースの電子メールセキュリティソリューション「Proxmox Mail Gateway 5.0」リリース

 オーストリアProxmox Server Solutionsは1月23日、スパム/マルウェアフィルタなどを備えた電子メールセキュリティソリューション「Proxmox Mail Gateway 5.0」をオープンソースで公開した。

 Proxmox Server SolutionsはDebianベースのオープンソースサーバー技術を専門とするソフトウェア企業。仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment」と電子メールセキュリティプラットフォームの「Proxmox Mail Gateway」を開発、提供する。

 Proxmox Mail Gateway 5.0はDebian 9.3(Stretch)およびLinuxカーネル4.13.13をベースとする。バージョン4で提供されていた機能についてはそのままに、LDAP、IPv4/IPv6のサポートやインストーラーでのすべてのZFS RAIDレベルのサポートといった改善が行われている。また、ライセンスがAGPLv3に変更され、完全にオープンソースとなった。

 スパムやマルウェアなどを検出するためのエンジンも改良され、多数のスパムフィルタリング手法をサポートした。メッセージ追跡、オブジェクト主導のルールシステム、ユーザー管理とLDAP、SSHトンネル経由のマスター/スレーブ同期なども含む。

 管理インターフェイスはSencha ExtJSフレームワークベースとなり、統合されたインターフェイスですべての設定や管理タスクを一箇所で行うことができる。状況を把握できるダッシュボードも提供される。

 Proxmox Mail Gateway 5.0は、ProxmoxのWebサイトよりISOイメージを入手できる。

Proxmox Mail Gatewayダウンロード
https://www.proxmox.com/en/downloads