JavaScriptドライバ「ArangoJS 6.0」をArangoDBが公開

 ArangoDBは1月12日、NoSQL型データベース「ArangoDB」をJavaScriptから利用するためのドライバ「ArangoJS 6.0」を発表した。負荷分散とフェイルオーバーなどの機能が導入されている。

 ArangoJSは、ArangoDBをNode.jsやWebブラウザ向け上で実行されるJavaScriptアプリケーションから利用するためのクライアント。ArangoDB 3.0以降と互換性がある。

 バージョン6.0はTypeScriptで書き直しを進めた。TypeScriptソースからビルド時にタイピングが生成されるため、信頼性が改善するとしている。

 また、負荷分散と自動フェイルオーバーを導入した。リーダー/フォロワーのフェイルオーバー機能もサポートした。クラスタでArangoDBを利用時にURLリストを取得するacquireHostListを導入、スタンダロンモードで利用時は各リクエスト単位でリーダー/フォロワーのフェイルオーバーが処理されるという。NPMリリース構築のためのES Modules、CommonJSなどが加わり、事前コンパイル済みのブラウザビルドも加わった。

 一方で、パッケージマネジャーのbowerサポートが削除されたほか、retryConnection、url、promiseなどのコンフィグも削除されている。

ArangoDB
https://www.arangodb.com/